結婚式を挙式のみにするメリットとは

挙式のみの結婚式では、披露宴や会食が行なわれません。そのため、結婚式の準備は格段に少なくなります。披露宴や会食を伴う通常の結婚式の場合、式場によっても異なりますが、準備期間は半年程度必要で、打ち合わせに5回から6回程度かけるのが普通です。それに対して挙式のみの場合は、準備期間が1ヵ月以内、打ち合わせ回数は1回から2回ほどです。また、結婚式の費用自体を抑えることもできます。一般的な結婚式は平均して300万円ほどかかりますが、挙式のみの結婚式は10万円から20万円で行なうことも可能です。

挙式のみの結婚式は、ゲストの負担も減らせます。一般的な結婚式では、身支度から二次会までを考えると、ゲストにとっても一日がかりの大仕事です。挙式のみであれば拘束時間は30分程度となるため、ゲストも気軽に出席できるかもしれません。

結婚式を挙式のみにするデメリットとは

挙式のみの結婚式は、家族や親族、親しい友人などに限定して行われることが一般的です。招待するゲストを絞る形になるため、招待しなかった親戚や友人に向けて、結婚のあいさつや会食などの場を設ける必要があるかもしれません。そうなると、費用を抑えることを目的として挙式のみの結婚式を選んだカップルは、結果的に費用負担が大きくなることも考えられます。なお、会食を行なわない挙式のみの結婚式では、ゲストからのご祝儀を遠慮するのが一般的です。

披露宴を行なわない挙式のみの結婚式では、厳かな雰囲気は味わえるものの、華やかさの点では物足りなさを感じる方もいます。独自の演出を打ち出す余地がない挙式のスタイルも多いため、注意が必要です。